私の思い出のマンガベスト5
マンガ好きなら誰でも思い出に残る作品というものがあるだろう。という訳で今日は私の思い出のマンガを紹介するぞ。それでは第5位から。
第5位「横浜ラブ・コネクション」(わたべ淳)
いきなり超マイナーな作品で申し訳ない。これは知っている人ほとんどいないと思う。ウィキペディアにも情報出てないし。ちなみにGoogle先生で検索したら横浜の風俗店がトップに出てきた。これは「週刊ヤングジャンプ」初期の頃に連載していたマンガ。ストーリーは高校卒業しても進路が決まってない女の子が悩みながら成長していくっていう話なんだけど、とにかく主人公のミキちゃんが可愛くてね。赤いベスパに乗っていたのもポイント高かった。友人と「こんな女の子と付き合いたいよなぁ」と、お互い童貞同士で勝手に妄想を膨らましてたなぁ。
43歳という若さで亡くなった土田世紀の作品。もちろん「俺節」とか「編集王」とかもいいんだけどさ、この作品はとにかく泣けるのよ。主人公のドンちゃんが誰よりも純粋過ぎて自己犠牲の塊というか、もうほとんど神様みたいな存在。作中にも出てくるけど宮沢賢治の詩をそのままマンガにした様な作品。ラストは本当に感動する。全7巻しかないんだけど、内容が濃すぎるから物足りなさを感じさせない。感動的な人間ドラマを味わいたい人はぜひ読んでみて。
このマンガ連載時の「週刊少年チャンピオン」は最強だった。当時はジャンプ読んでいる奴なんて少数派だったと記憶している。ブラック・ジャック、ドカベン、がきデカ、750ライダーなどの人気作品ばかりの中で異彩を放っていたのがこのマカロニほうれん荘だった。このマンガはセンスの塊みたいなマンガで、今読んでも全く古臭い感じはしない。1巻の表紙を見ても分かると思うけど、毎回の扉絵がカッコよくてね。当時こんなセンスの良い絵なんて見たことなかった。もちろんギャグも最高。オシャレでPOPでしかも面白いって最強でしょ。
この作品はもう説明不要でしょう。アニメ化もされているし、映画にもなったしね。今や知らない人の方が珍しいのでは。この作品を初めて読んだ時は衝撃を受けた。あまりにも面白くて。「こんなに面白かったのか!なんでもっと早く読まなかったんだよオレのバカ!」って自分を責めたね。知ってはいたけどあの独特の絵が気になって読んでなかったんだよね。ホント食わず嫌いは良くないなーって思ったよ。でも、読み始めたらもう面白すぎて止まらない。それに名言・金言の宝庫だし。下手な自己啓発本より為になる。ギャンブル好きじゃない人にもおススメ。
第1位「迷走王 ボーダー」(狩撫麻礼/たなか亜希夫)
当時の「週刊漫画アクション」に連載されていた作品。このマンガから受けた影響は計り知れない。自分にとってバイブルともいえる作品。ボロアパートの便所に住む「蜂須賀」、同じアパートの住人「久保田」、東大を目指す浪人生「木村」の3人が巻き起こす騒動を描いた物語。連載当時は所謂バブルの頃だったんだけど、この作品はそんな世の中を嘲笑っていた。自分も同じ様なボロアパートに住んでて、バブルで浮かれている奴らを冷めた目で見ていた頃。勝手にマンガの世界とシンクロしていると思い込んでいた。とにかく影響を受けた。ただ物語の後半部分は蛇足だった様な気がしないでもない。